誰でもみんな、幸せになるために生まれてきています。それでも、日々つらそうに生きている人がいるのが現実です。その一方、楽しそうに毎日笑顔で過ごしている人もいます。
この違いはいったい何なのでしょうか。
私は、九星気学風水を学んで、宇宙(自然界)の流れに沿って生きている人は、良い出会いや楽しい出来事に恵まれていることが分かりました。一方、宇宙の流れに合わない選択をしている人は、一生懸命やっているのに、悩んだり躓いたりすることが多く、どうしてもうまくいかないのです。
宇宙の法則を知って生きるのと、知らないで生きるのとでは、人生の質に大きな差が生まれてしまいます。
このページでは、宇宙のエネルギーを受け取り、自分の個性を活かして豊かな人生を送ることができる教え「九星気学風水」について解説をしていきたいと思います。
もくじ
九星気学風水ってなに?
九星気学風水(きゅうせいきがくふうすい)は、短く「気学(きがく)」と呼ばれることが多い「学問」です。
「学問」というように、目に見えないけれど、確かに存在する「気」について学んでいきます。なぜ、自然界に存在するものを、わざわざ学ぶ必要があるのでしょうか。それは、思い付きで行動していると、自分の周囲に存在するすべてを活かすことができないからです。
この理由については、気学が整えられた歴史を見ると分かりやすいと思います。
気学のはじまり
古代の人々は、農耕や牧畜など自然と一体化した生活をすごしていました。生活をしていく工程で、種を蒔いたり、家畜を育てたりしている中で、育ちやすい時期やうまくいかない時期があることが分かっていったのです。冬に植物の種を蒔いても、うまく育ちません。しかし、春先に蒔けば、夏にはたくさんの収穫ができます。
これらの経験から、雨季や乾季、春夏秋冬などの天候や季節に法則性があることに気づき、伝承しようと体系化させていきました。
つまり、人々は生活の中で、自然の流れや法則性を知って行動をすると、宇宙のエネルギーが味方になってくれることが分かったのです。
反対に、この法則性や流れがあることを知らずに、自分の頭の中だけで物事を判断し、行動をしていても、流れに乗れません。たまたまうまくいくことはあっても、大体のことがスムーズに進まないのです。理由は、周囲の流れに乗っていないため、宇宙が味方になってくれないからと言えるでしょう。
この法則性に気付いたことで、あらゆる物事に適した考え方や流れがあることがわかり、先人たちは教えを整えてくれました。その中には、人間性の磨き方やうまくいかないときの対処法なども含まれています。
気学の考え方
九星気学は「帝王学(ていおうがく)」を中心とした学問で、その中に天文学、地政学、方位学、心理学、統計学、兵法などが取り入れられています。
これらのたくさんの東洋の知恵と叡智を、大正時代に園田真二郎氏が、日本で一つにまとめました。
基礎となる、帝王学とは「あり方」についての学問といえます。もともと、王家や伝統と格式のある家に伝わる教科書のようなものです。昔は、年齢がまだまだ子供でも、王位に就くことがありました。そんな時に、幅広く対応できる人格を形成するために学んだ「リーダーシップ論」と言っても良いでしょう。
一般的な占いは、統計的なデータや経験則によってまとめられていますが、九星気学は違います。 陰陽道、五行説、天地の運行、孔子の教え、釈迦の教え、神道などが含まれる学問なのです。
そのため、皇帝や将軍のような統治者が国つくりのために活用していたとされています。明治天皇や幕末の志士たちも積極的に学び取り入れていました。
国を動かすリーダーたちが、統計的な占いで物事を決めていたとしたら、誰もついて行かず、リーダーシップを発揮することはできなかったでしょう。
それほどまでに、九星気学は学び、取り入れる価値のある学問なのです。
九星気学の由来
ここまで述べてきたように、「九星気学風水」と名付けられ、体系化されたのは、大正時代の日本ですが、その元となる考え方は、4000から5000年前の中国にあります。
その考え方が、仏教とともに易、暦、方位術、漢方などと一緒に、聖徳太子が活躍する時代に伝わってきました。平安時代の陰陽師、戦国時代には上杉謙信、織田信長、徳川家康などの武将たちも、この考え方を使っていたと言われています。
私たちが知らなかっただけで、想像以上に多くの人が九星気学を活用していたのです。
九星気学は実践の哲学
自然界にあるすべてのものは、生まれると同時に死(滅亡)へと向かっていきます。ものも人も動物もみんな老朽化し、必ず死を迎える存在です。つまり、何も向上させようとせず、ぼんやりと生きていると、誰でもなんでも必ずマイナスの方向へ引き寄せられてしまうといえるでしょう。
ですから、自分を「生きよう」と意欲的に活動していく必要があります。
ただ何となく生きるのでは、先ほど述べたように、滅亡の方向へ向かってしまいます。どんな状況でも、何があっても、前向きに明るく意欲を持って「生きよう」としないと、天からの「活かそう」という気がやって来ないのです。これが宇宙の法則であり、気の流れを活用する技を身につけるための基本的な考え方といえます。
まず、大切なことは、自分の中から意欲を立ち上げることです。受け身ではなく、自らすすんで実践することが運気を上げ、幸せな生活を手に入れるために必要なのです。このような考え方から、九星気学は、自らの運命を切り開くことができる「攻めの開運術」「実践の哲学」と言われます。
自ら行動して運を引き寄せよう
宇宙には、無限の可能性とエネルギーがあります。良くも悪くも求めた物事について、返ってくるのです。
マイナスのことを出していると、マイナスな物事が周囲で起きてきます。逆に、プラスのものごとを出していると良いことが次々に起こってくるものです。これを「引き寄せの法則」といいます。
人や動物が、老いて死へと向かっていくように、物事には流れがあります。この流れや法則性を中国では「気」ととらえました。自然界に生きる私たち人間も「気」の影響を受けています。
気の流れや循環に従えば、物事がうまくいき繁栄するのです。しかし、その流れに逆らえば、物事がうまくいかず、その結果衰退します。
このような気の流れをつかみ、味方につけ運気を向上させる技を学ぶのが九星気学です。
人生は選択の連続と言えるのではないでしょうか。岐路に立ったとき、大きな金額が動くとき、重要な選択をせまられたときには、誰でも不安になったり、悩んだりするものではないでしょうか。
そんなときに、直感だけでなく、宇宙の法則や流れを伝え、羅針盤のように導いてくれる教えが、九星気学と言っても良いでしょう。
九星気学の教えの中には、日ごろの行動、生活の基盤を整えるだけでなく、政治や経済の流れをとらえる方法も含まれています。また、土地の持つ気の作用も環境相、地相、家相として、学ぶことができるのです。
まとめ
九星気学は、宇宙の法則を知り、気の流れを読み解き、自分の個性を活かして、意欲的に豊かで幸せな人生を歩んでいくための生き方の教えがつまった学問です。
目に見えない宇宙の法則を知って生きるのと、知らずに生きるのとでは、人生の質に大きな差が生まれます。
人生の岐路に立ったとき、ベストな選択をするためにはもちろんのこと、日常生活においても、とても素晴らしい羅針盤となってくれる先人からの教えの結晶です。
理想の自分になり、生きたい人生を生きるために、宇宙に味方になってもらい、運命を自分で切り開いていくために九星気学を活用しましょう。