「名は体を表す」という表現を聞いたことはありませんか?「名前がその人の性格を表している」という意味で用いられることわざです。逆に、「名前負けしている」という言い回しもあります。これは、名前が表している雰囲気や字の持つ意味がその人と一致していないときに使われる表現です。
ことわざや慣用句(特有の言い回しのこと)で用いられるほど、名前とその本人との関係性は、深いものがあると考えられてきました。ですから、人生を好転させたいと思うなら、自分の名前を見直してみると良いでしょう。
九星気学には、姓名鑑定も含まれますので、人の名前を観ることが多くあります。
鑑定をすると、解決したいご相談内容と名前の関係性を感じることがよくあるものです。凶名の場合は、大変苦労の多い人生を歩まれています。変えたい現状の原因が凶名だとすると、思い切って普段使う名前を変えたほうが良いでしょう。
「名前を変える」「ビジネスネームを付ける」となると、抵抗感がある方もいらっしゃると思います。そこで、名前を変えた人(戸籍は変えず、通称として使用した場合)の実体験をこのページではお伝えします。
もくじ
正しい姓名鑑定における凶名とは
世の中で主流となっている姓名鑑定は、画数のみを観るものです。書店に並んでいる名づけの本は、画数のことしか解説していません。これをもとに名前を付けると大変危険です。九星気学では、画数は名前全体の10%しか影響をしていないと考えます。
名前は画数以外の部分の方が重要なのです。字の意味、字の成り立ち、音、陰陽、五行、バランス、配置これらすべての関係性を観る必要があります。画数だけが良くても、中身が悪いと、凶の部分を強めてしまうため、大変危険なのです。
犯罪を犯した人や事件や事故に巻き込まれた人を鑑定すると、画数がとても良い人がいます。しかし、その人は、たいていの場合、陰陽や五行などの中身が悪い凶名です。
まずは、自分の名前がどのような状態なのかを把握し、人生を振り返ってみると良いでしょう。
凶名から吉名に変えた体験談
大凶名から凶名を経て正名へ
九星気学を学び、姓名鑑定ができるようになったことで、私は自分の人生を振り返りました。
私の旧姓は、総画数が大変良い名前です。しかし、陰陽と音が悪い凶名でした。陰陽は物事の判断の際に影響します。正しい判断をするためには、陰陽が整っていることが大切です。
また、音による影響もあります。私の本名は男性でも女性でも付けられる響きの名前でした。男か女か分からない音の名前は判断力を弱めてしまいます。そのため、物事の区別があいまいで、良い悪いの区別ができなかったり、返事ハッキリできず、ニュアンスでごまかしたりすることが多く、そのことが原因でトラブルを招いていたように思います。
結婚して、名字が変わり、今度は凶名とまではいきませんが、陰陽が完全には整わず、今度は物事が完結しない名前になったのです。このとき、旧姓に比べると少し良い名前になったため、心が軽くなったように感じました。
しかし、正名(すべてが整った名前)ではありません。そのため、いろいろと中途半端に終わることが多く、何かを始めても結果が出るまで続けることができない自分に気付いたのです。私は、結婚してから、カラーセラピストとしての活動をしていましたが、自転車操業状態で、忙しく動き回っている割には、収入という結果にはなっていませんでした。
そこで、ビジネスネームを付けることにしたのです。陰陽、五行、字の成り立ち、字の意味、音、画数、天地の配合などあらゆる面を整えました。そして、積極的に使用して、自分の名前として定着させるように意識していくことにしたのです。
しばらくすると、今までアイディアは浮かぶけれど、どうやって形にしていけば良いか分からなかった案件を形にする方法を思いついたり、言動が変わったと言われたりするようになりました。
また、人との出会いも広がり、必要な時に必要な技術や情報を持っている人を紹介してもらえたり、たまたま出会った人とのご縁で新しいものが生み出されたりするようになったのです。名前が良い人は、こんなにスムーズに人生を生きているのかと実感しました。名前を変えることによって、人間関係もとても円滑になったからです。
現実的な変化
ここからは、クライアントさんからビジネスネームを使用した後の感想をいただきましたので、ご紹介します。
現実的に見えてきた変化としては、メルマガの読者層が変わったそうです。今までの読者のうち、約15%の人にどういうわけかメルマガが届かなくなり、その代わりに、新たな読者が増え半年で6倍になったと報告をいただきました。。
これは、自分の見えないところで、自分の出すエネルギーが変わり、受け取る人が変わったということを表している証拠です。
世の中の物事は、出したものが返ってくる仕組みになっています。この方の出す波動が変わったことで、返ってくる結果が変化したのです。名前が変わっても、その人自身の見た目や仕事内容は変わっていません。それでも、変化があるのです。
意識の変化
意識の変化としては、現実の変化よりも先に感じることができたようです。以前はとても硬くて、色々な物事に縛られるお名前だったため、家や世間体を気にすることが多く、自由な発信ができなかったとのこと。
それが、名前を変えることによって、解放され、とても自由になったそうです。周囲に向けられていた意識が、自分の心の成長に向けられるようになったとおっしゃっています。
おそらく、色々な縛りから解放されたことで、発信する内容に変化が生じ、先ほどお伝えしたようにメルマガの読者が変わったのでしょう。
評価を気にしていると、自由な発信ができなくなってしまうものです。名前を整えると、意識が余計な方向へ向かなくなります。そのため、自分の伝えたいことをストレートに、感じるままに発信することができるようになるのです。
そうすると、熱意が伝わりやすくなり、ファンが増えます。その結果、自分の人生を地に足を付けてしっかりと歩んでいくことができるようになるのです。
名前の表すもの
「名は体を表す」というように、名前はその人の考え方や生き方を表している看板のような役割をします。姓名鑑定の詳しい見解を知らなくても、エネルギーとして受け取り手に伝わるのです。
ですから、どのような仕事をしたいのか、どんな人物としてみてもらいたいのかなど、与えたい印象や生きたい人生に合わせて名前を選ぶことで、出会う人ややってくる物事や変わってきます。
この姓名鑑定の原理を知ると、自分の人生設計に、名前を変えるということを加えても良いと思えてくるものです。その結果、転職の度にその業種や業態に合った名前に変える人もいます。名前によって、人間関係の広がりが違ったり、受ける仕事の内容が変わるからです。
例えば、「軽トラ」と名前がついていれば、物を運ぶ仕事が来ます。しかし、「スポーツカー」であれば、レースに出る話が来るはずです。ものを運ぶ仕事は来ないでしょう。
このように、名前とは、世間からどう見られるかを決定づけるものなのです。
まとめ
起業したり、個人で活動をスタートさせる際に、ビジネスネームを付け、プライベートと分けることを考える方はいらっしゃいます。しかし、自分の名前がどのようなエネルギーを世間に発信しているかということを考えたことがある人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
実は、あなたの名前は、あなたの考え方や人生の流れなどたくさんの情報を発信しているのです。
もし、ビジネスを自分でこれからやっていくことを考えるのであれば、事業を発展させ、必要な人を引き寄せ、的確な判断ができる名前に変えたほうが良いでしょう。凶名の場合、人に惑わされたり、だまされたり、自由な発信ができないなど、色々な不具合が起こります。
一方、正名(字音、字義、字形、陰陽、五行、配合、画数などが整った名前)の場合、仕事熱が高まり、より堅実さが増し、信頼が高まるのです。そして、自分らしく情報を発信することができるようになり、自由に伸び伸びと生きられるようになります。起業するとなると、あらゆる判断をしていかなくてはなりません。正しい判断をするためにも名前はとても大切なのです。