「自分らしい働き方をしたい」という人が増えています。この「自分らしさ」というキーワードは、いったいどのようなことを指すのでしょうか。
あなたにとっての「自分らしい働き方」はどのようなスタイルですか?
いざ「自分らしい働き方」を確立しようと思っても、いったい何から始めていけば、自分らしい仕事スタイルが見つかるのか、どう行動したら良いのか分からなくなってしまう方がほとんどです。
なぜ、「自分らしい働き方」を求めているのに、いざ実現しようとすると分からなくなってしまうのでしょうか?
このページでは、「自分らしい働き方」「自分らしい生き方」について、改めて考え、見つめなおすことで、自分らしいスタイルを確立するヒントをお伝えします。
もくじ
自分らしく働いている人ってどんなひと?
あなたの周りに、この人は「自分らしく働いている人」だなと思う人はいますか?
- 自分の才能を活かした生活を実現している人
- 仕事もプライベートも充実させている人
- 場所と時間に縛られず行動できている人
- 好きな人と好きな時に好きな仕事に取り組んでいる人
- やりたいことで収入を得ている人
- やりがいと達成感を感じられる毎日を過ごしているであろう人
- 結婚や子供などライフスタイルの変化に縛られていない人
このような人が「自分らしさ」を活かしている人と言えるのではないかと私は思います。もしかしたら、あなたの思う「自分らしい働き方」を実現している人とは、イメージが違うかもしれません。
ただ、職種、収入、勤務時間などの条件は違っていても、使命感や充実感を感じながら、キラキラと輝く笑顔で働いている人を「自分らしい働き方」をしている人だと一般的に認識するものではないでしょうか。
同じ仕事や立場でも、やりがいを感じられる人とそうではない人がいます。
どんな働き方をすれば、あなたの心は満足するのでしょうか。このポイントがわかれば、あなたの個性や才能を活かし「自分らしい働き方」ができるようになります。
「自分らしい働き方」を明確にする
「これが、自分らしい働き方です。」と、明確にできないとしたら、自分らしい働き方がハッキリしていない状態です。自分がどうありたいのかがハッキリしていないと、誰かからのおいしい話やメディアの情報に惑わされやすくなってしまいます。「あれもよさそう」「これも良い感じ」などと振り回されてしまうことでしょう。
たとえば、「今が絶好のチャンスだから、すぐに投資したほうが良い」とか「週2日働くだけで、月100万円の収入が得られます」などと言った、一時的な興味とインパクトによって、「自分らしい働き方」とは、かけ離れてた選択をしてしまう可能性があります。
その選択が一時的な欲求によるもので、あなたの「才能」につながっていなければ、いずれモチベーションは消えてしまうことでしょう。
自分らしく働いている人と、そうでない人の違いは「自分らしさ」がはっきりしているかどうかの違いなのです。「自分が望む働き方」がよく分かっていると、それを実現するための才能も手法も手に入れることができます。
つまり、「自分らしく働きたい」と思っているのに、実現できないのは「自分らしい働き方」を自分でもよくわかっていないからです。
「自分らしく働きたい」と思うなら、まずは「どんな働き方が自分にとって理想なのか」を考えてみましょう。考えるときの基準は、世間の基準や周りの評価、目先の欲につられての理想ではなく、あなた自身の満足感をベースに考えてください。
まずは、紙とペンを用意して、あなたの思う「自分らしい働き方」を書き出してみましょう。
思いつくままに書き出していくことで、あなたの求める「自分らしい働き方」が明確になっていくはずです。ぜひ、心に浮かぶままにどんどん書き出してみてください。
「自分らしい働き方」を実現するために
思いのままに書き出すことで、あなたにとっての理想的な「自分らしい働き方」が見えてきましたでしょうか。
それでは、その理想の働き方を九星気学の技をつかって現実化する方法をみていきましょう。
九星気学は、生年月日からその人の個性、使命、潜在能力、置かれた環境、人生を良くするためのポイントなどを割り出し、自分を活かす方法を知ることができるツールです。
生まれた年から本命星(ほんめいぼし)を出し、生まれた月日から月命星(げつめいぼし)を確認します。それぞれ9つの星があり、組み合わせは81通りになるため、このページ内で、すべてのパターンを解説することはできません。そのため、私がアドバイスさせていただいた事例をご紹介していきます。
抑制されていた個性を発揮して大成功
自分らしい理想の働き方を見直す
相談者は、本命二黒土星(じこくどせい)、月命一白水星(いっぱくすいせい)のフランチャイズの塾を運営されている女性です。生徒数が減ってきて、現在通ってきてくれている生徒さんが卒業したら、塾の運営をやめようかとの思いがよぎりつつも、できれば続けたいとのご相談でした。
「自分らしい理想の働き方」を伺いましたところ、下記の項目をあげてくださいました。
- 生徒と先生という立場を保ちつつも、友達のような気さくな関係性でありたい
- 伝えるべきことはしっかりと伝えていきたい
- 勉強することが楽しいと感じてもらいたい
- 子供の気持ちに寄り添ってあげたい
- なんでも話ができる雰囲気にしたい
- もちろん成績アップさせてあげたい
- 親の介護に充てる時間を確保したい
- 身体を休める時間が欲しい
- 塾の収入で自分の生活を維持していきたい
この方は、「塾の先生」とは、しっかりとした威厳があり、生徒に尊敬されている存在であるべきとの思いがありました。フランチャイズなので、先生方の研修会などで集まると、自分とほかの先生方を比べて、威厳のなさを感じ、自分を責めていたと言います。
しかし、心の中では、子供たちと同じ目線に立って、明るく楽しい和気あいあいとした雰囲気の教室を作りたいとの思いがあったそうです。
本来自分が持っている素質を活かす
この方は、本命星が二黒土星(じこくどせい)ですから、地道にコツコツと、堅実で確実に進めていくことが得意な方です。潜在的な能力は六白金星(ろっぱくきんせい)で、責任感と正義感が強く、完璧主義といえます。ただ、ご縁があるのは、三碧木星(さんぺきもくせい)ですから、楽しさを求めている人を集めやすいのです。
そこで、「他の先生方に遠慮することなく、楽しい教室作りをしていかれたほうが良いですよ。理想の働き方を実現するために、思いのままにやってください。かける言葉を変えたり、お楽しみ会を開催したりして、和気あいあいとした雰囲気作りをしてください。その方が喜ばれますよ。」とお伝えしました。
すると、「良いんですか?気持が軽くなりました!やってみます。」と明るい表情にガラッと変化されたのです。
その後、生徒への接し方を変えたり、楽しい行事を企画したりしていったところ、今まで通ってきてくれた生徒さんが「私の行っている塾の先生はとっても面白くて、塾へ行くのが楽しいよ。」とお友達を誘ってくれるようになり、生徒数がどんどん増え、今では教室に入りきらなくなり、入れ替え制で運営しています。
運営の仕方を見直し時間を確保する
自分らしい理想の働き方の後半にあげていた「自分の身体を休める時間」「親の介護の時間」の確保については、これまでの運営スタイルを見直しました。
これまでは、生徒さんの都合に合わせるために、「15時から21時の間ならいつ来ても良い」「基本の曜日は決めているが、都合が悪かったら設定のない日に振り替え可能」としていたそうです。しかし、これでは自分の身体を休ませ、お母様の介護の時間も確保できません。そこで、低学年と高学年の時間と曜日をしっかりと決め、途中に休憩時間を入れることにしました。
休憩時間は教室に鍵をかけ、次の授業の準備をするだけでなく、食事や仮眠を取ったり、家のことをしたりする時間に充てるようにしたのです。
今まで通ってきてくれていた生徒さんたちから見ると、制限が増え、通いにくくなるかのようにみえます。しかし、文句が出ることはありませんでした。それどころか、とても協力的だそうです。
自分の個性と才能を活かす働き方
この方のように、まじめで完璧主義な性格がゆえに、明るく積極的で楽しい雰囲気を求められていることに気づけずにいると言ったように、自分の生まれ持った個性や才能に制限をかけ、自分らしい働き方を実現することができていない人はたくさんいらっしゃいます。
生年月日から、周囲にどんな人が集まるのか、何を求められているのか、どのような点に応えていけばお客さん(生徒・クライアントなど)が集まるのかまでもわかります。その周囲の要望に答えていけば、収益はあがるはずです。
このように、自分の持っている財産に気付くと、今までと仕事内容も運営している場所も同じであっても、自分らしい働き方へとシフトチェンジすることが可能といえます。
まとめ
「自分らしい働き方」を求めている人はたくさんいます。しかし、現実的に自分らしく、理想的な働き方をしている人はあまりいません。その原因は、自分の個性や才能を活かしきれていないからです。
まずは、自分にとっての理想的な「自分らしい働き方」を見直し、明確にしましょう。そのうえで、自分の持つ個性や才能と照らし合わせ、どう実現していくか戦略を練るのです。
九星気学を用いると、個性や才能を生年月日から見出すことができます。使命、潜在能力、環境、周囲から求められていること、与えている印象、ターゲット、取り組むべき課題などいろいろな物事が九星気学では分かるのです。これらをうまく用いると、自分らしい働き方を実現化できます。