パワースポットを巡ったり、開運グッズを集めたりする運気アップの方法が広がっています。今の生活に不満や不安がある人はもちろん、自分でサロンなどを経営をしていたり、フリーランスで仕事をしていたりする人は、自分の努力はもちろん必要ですが、見えないものの力に頼りたくなるときもあるのではないでしょうか。

最近出てきた開運方法がたくさんある中で、5000年もの歴史と信頼を持つ九星気学を活用しない手は無いと思います。九星気学(略して気学)は、国を動かすリーダーたちが活用して、歴史を作ってきたとされている「気」について学ぶ学問です。

戦国武将や国を動かすリーダーたちが気学を活用すると、理想とする状態を現実化させ、物事に対して正しい判断ができるようになるため、学び活用してきました。

このページでは、気学が男女問わず選ばれる理由とどのように活用すると運気が上がり自分の理想の状態を現実化できるのかについて、くわしく解説していきたいと思います。

もくじ

気学は「気」について学ぶ学問

気学は、約5000年前から活用されている「気」について学ぶ学問です。「気」とは、この世のありとあらゆるものが持っている「生命エネルギー」とも言い換えることができます。
気学は、この生命エネルギーをさらに、陰陽五行(いんようごぎょう)と、九星(9つのエネルギー)に分け、天(宇宙)と地(地球)と人(生命体)のエネルギーとしてとらえることで、私たちが活用できるように整えてくれました。これにより、日常で起こるあらゆる物事を、より細かく深く動きをみて、的確な判断することができるのです。

この「氣」が、私たち人間に与えている影響は大きく、「宇宙の氣」の流れが、自分(人)の気を左右すると言っても過言ではありません。
人は、生まれた瞬間に初めて吸った氣の種類で、運命が定まると言われています。これが「宿命」です。この宿命を知るための占いが多数あります。たとえば、四柱推命(しちゅうすいめい)や紫微斗数(しびとすう)が宿命を明らかにする占術です。

宿命による占術と気学

四柱推命や紫微斗数などの宿命による占術は、とてもよく当たり、過去やこれからの流れを見ることができます。しかし、宿命を観る占術では、「運勢の流れを自分の思う通りに変える方法」は教えてくれません。いえ、正しくは、運勢の流れを変える方法を提示できないのです。

こうした中で気学は「運勢の流れを変える手法」まで網羅しています。それが気学を多くの人が学ぶ理由でもあります。

その手法とは、たとえば、欲しい願望を叶える為に自分の相性の良い方角に自らが移動し、その場の氣を体に取り込む事によって運勢を好転させる「吉方取り」であったり、交渉相手の生年月日から算出する星と自分の星との相性によって、交渉する日を選ぶ「縁日」などの方法があります。

つまり、気学の手法を用いれば、あなたが目指す理想の未来を最短ルートで手にしていくことができるのです。

人の一生は、その人の両親による影響、生まれ育った環境、受けてきた教育、世の中の状況といった、いろいろな要因が関係してくるものです。これらは、宿命の領域と言えます。

もしも、貧乏な家に育ったら、良い教育を受けることをあきらめるしかないのでしょうか。

宿命でみると、このままの流れの場合、一生貧乏な生活だけれども、それらをもバネにして、今の辛い現実から、望む未来に向かってより良い方向へ進めていく手段を提示し、現実にしてくれるのが気学です。

5000年の長い歴史を経て、今でも九星気学の人気が高いのは、そこに「真理」があるからなのです。

気学は宿命を変えられる

人は生まれたその瞬間に、宿命を背負います。宿命とは、生まれた年月日と時間から、わかる人生の流れのことです。確かに、どんな親の元に生まれ、どのような環境に生まれたかで、ある程度の人生は決まってしまうものです。

しかし、九星気学では、「自分がどうしたいのか」という意思を明確にし、その思いを実現するために、いつどのように動いていけば良いのかを観て、人生を変えることができます。

「気学を用いると、自ら積極的に動くことによって「運」を好転させることができる」これが人気の理由です。

運勢を改善していく一番の決め手は、目標に向かって一生懸命努力する本人の努力ですが、ただやみくもに動いたのでは、なかなか望んだとおりの結果を得ることができません。

大切なのは、しかるべき時にしかるべき方向に動くことです。動かずじっとしていた方がいい時もあります。そのベストなタイミングを見極めることが大切です。

そのベストな選択を知るために、運命に影響を与えている法則を理解することが必要になります。

気学の基本を理解することで、自分の性格や運気の弱点をカバーしたり、長所をさらに伸ばし開花させたり、全体を底上げして行くことができます。

気学を実践することで、努力が何倍にも結実するのです。

また、受験や結婚、就職など人生の節目に合わせて、最大限の効果が出るように手を打つことができるようになります。その繰り返しで、今までの運命の流れを変えたり、思いのままに運命を創造したりしていくことも可能なのです。

吉方取りで運気を上げる

森羅万象あらゆるものは、一時もとどまることなく、常に変化し続けています。毎日変わる気の流れをとらえ、自分の求める気がめぐっている方位へ、自らに必要な良い気を取りに行く行為が「吉方取り(きっぽうとり)」です。

いつ、どの方位に行けばいいのかは、その人の本命星(ほんめいぼし)によって違ってきます。本命星とは、生年月日から割り出す九星気学の用語です。本命星は9種類あり、さらに産まれた月日によって、細分化され、81通りのパターンに分類されます。

そのため、ある人にとって吉方位でも、別の人にとっては、激しいマイナス作用を及ぼす凶方位になる場合がありますので、注意しなくてはなりません。

凶方位を避け、吉方位になる方位へ行って、その土地の気をもらうことで、金運がアップしたり、若返ったり、嫌な人が離れていくなどの自分の望む結果が得られるのです。

複数の盤面を使い分け良い縁を引き寄せる

吉方取りには、基本となる後天定位盤(こうてんじょういばん)と日盤(ひばん・にちばん)、月盤(げつばん・つきばん)、年盤(ねんばん)を用います。

後天定位盤とは、九星気学の基本となるもので、五黄土星(ごおうどせい)を中心にした盤面です。

後天定位盤の九星の定位は、あくまでも基本となるもので、実際にどの方位にどの星が入るかは、年、月、日ごとに刻々と移り変わっています。

エネルギーの流れ

九星の移り変わりは、下の図のように一定の運動法則に基づいて移りかわり、ランダムではありません。年盤なら9年、月盤なら9ヵ月、日盤なら9日で1巡りするのです。この動きを「遁甲(とんこう)」と呼びます。

これを、それぞれ年盤、月盤、日盤とわけてみていくことが必要です。

  • 年盤…1年ごとの九星の運行を表す盤面
  • 月盤…1か月ごとの九星の運行を表す盤面
  • 日盤…1日ごとの九星の運行を表す盤面

これらの盤面がレイヤー構造のようになっているのです。気学は旧暦に基づいています。年の変わり目は立春です。月の変わり目も一般のカレンダーとは異なり、その月によって違います。日盤の切り替えは、午後11時です。

盤面の使い分け

行動を起こすときに、どの盤を重視するかは、内容によって違います。

たとえば、旅行に行く場合、出かける日数と距離によって、日盤と月盤を考慮する必要がある場合と、日盤だけで良い場合があるのです。

旅行の際に国内旅行でも、遠方であり100キロメートル以上で、なおかつ3~4日の滞在ならば月盤・日盤で判断します。海外旅行も同じです。また、近郊への旅行(1泊~2泊)であれば、日盤で判断します。日帰りであれば、日常の外出と同じで日盤で見て問題ありません。

ほかに、物品購入の場合も、購入するものの金額で、考慮すべき盤面が変わります。

一生の大事である転居・家・土地の購入・会社の設置などの場合は、年盤と月盤と日盤のすべてをみてトータルで決定するとよいでしょう。つまり、一生の買い物は年盤・月盤・日盤で見て、軽い買い物は日盤で見るのです。

  • 100万円以下…日盤
  • 1000万円以下…月盤
  • それ以上…年盤

と覚えておくと分かりやすいでしょう。

仕事、学校、病院など、少し長く通うような物事の場合は、月盤と日盤で判断してください。良いご縁を結ぶことになります。日々の運気アップや日常的な買い物には、日盤と呼ばれる毎日変わる方位図を用いていくのです。

これらを自分にとって良い方位に揃えると、思いがけないラッキーに巡り合えたり、良い待遇をしてもらえたり、買ったものが長持ちする、絶妙なタイミングで幸運に巡り合えるなどの吉を得ることができます。

逆に、凶方位だった場合は、サービスが悪かったり、目的のお店が休みだったり、予定変更を余儀なくされる状況になるものです。

吉方位へ行って何をするのか

自分にとっての吉方位へ行くと、運気を上げたり、望む結果を得られたりすることが分かったけれど、では、「いったい吉方位へ行って何をすればいいのか」が気になる所だと思います。

吉方取りとは、寝泊まりした場所(基本的に自宅)から、750m以上離れた、自分にとって吉方位になる場所にある火と水を使ったものを身体に取り込むことで、運気アップさせる方法です。

つまり、吉方位へ行って何かを飲食することで、運気アップしていくのです。

朝のたった一杯のコーヒーがあなたの人生を変える

「1日のスタートに、吉方位へ行って、何かを飲むようにする」たったこれだけで、人生が好転すると言われても、信じられないという方が多いのではないでしょうか。

私も最初は信じられませんでした。半信半疑な状態ではありながら、試してみたいと思いスタートしたのです。朝の忙しい時間に、毎日吉方へ行くのは大変です。ただ、ほんの少しだけ早起きをして、良い方向で何かを飲むだけですから、難しいことではありません。だまされたと思って、しばらく続けてみました。

吉方取りは、宇宙の流れと自分を合わせる行為です。しばらく朝の吉方取りを続けていたある時、それを実感することが起こったのです。

それは、待ち時間が1時間以上が常の耳鼻科へ行ったときに起こりました。その日は、耳鼻科が吉方位だったので、行くことにしたのです。すると、いつも車でいっぱいの駐車場がガランとしていました。

「休診かな」と思いながら入っていくと、いつも通り受付ができたので、すぐに診察をしてもらい、待合室に戻りました。すると、いつものようにたくさんの人があふれていたのです。受付には、「ただいまの待ち時間60分」と出されています。

これが宇宙の流れに乗るということなんだと確信した瞬間です。この日、私の中で吉方のエネルギーは確実にあると腑に落ちました。このようなことが、そのあと次々を起こるため、日盤吉方を取ることが面白くなっていったのです。

吉方取りは、距離と時間に比例してエネルギーを取ることができます。つまり、旅行や引っ越しなどに吉方を用いると、それだけ大きな効果が得られるのです。とくに、引っ越しの際に、吉方位を選ぶと、人生がガラッと変わります。

良い方向の場合は、もちろん良いことが次々に起こりますが、悪い方向だった場合は、事故に合ったり、離婚したり、凶作用が起こるのです。私の元には、引っ越し後にトラブルに巻き込まれたとか、病気になったなどのご相談が多く寄せられています。

これくらい、方位の吉凶による影響を人は受けるのです。

宇宙の気と自分の気のタイミングを合わせることで、必要な人とベストなタイミングで出会ったり、欲しい情報が手に入ったりします。サロンを構えるなど、自分で仕事をしている場合は、特に、人とのかかわりや情報の有無が売り上げを左右するものではないでしょうか。

九星気学の吉方を取る方法をマスターすると、人との出会いに恵まれ、必要な情報が手に入り、安定した経営ができるようになります。

まとめ

九星気学が多くの人に選ばれる理由について解説してきました。持って生まれた宿命を自らの意志で好転させる方法を知ることができるのが、九星気学の魅力です。

もっと幸せになりたい、売り上げをあげたいなど、自分のなりたい状態をより具体的に思い描けるほど、対策は明確にわかります。その対策のなかで大きな軸となる方法は、理想の状態になれる方位に行って、そこの気を取り込むことで、自分のエネルギーを調整することができる「吉方取り」です。

私自身、吉方を取るだけで、本当に人生が激変しました。自由なライフスタイルを送ることができているのは、気学のおかげです。

運勢を変えることができる気学の手法と学びを多くの人に知っていただきたいと思います。

吉方取りを実践してみたい方はこちらのページをご確認ください。

人生を変え自分らしく生きられるようになる吉方取りのチカラ