起業をして「自分をどう売り出していけば良いのか」「提供する商品を知ってもらうにはどうすれば良いのか」と模索しだすと、「あなたの強みを生かしましょう」「強みを仕事に活かす方法」「強み発掘講座」など、やたらと「強み」という言葉が目に入ってくるようになりませんでしたか?
あなたは「自分の強み」をすぐに答えられますか?
いままで「自分の強み」なんて考えたことも無かったのに、いきなりそんなことを言われて、すぐに答えられる人は、ほぼいないのではないでしょうか。
特に、自分のできないところや、足りない部分というような「弱み」は実感していても、「強み」については考えたことがないという方が大半です。
私自身も起業したてのころ、「自分の強み」について、まったく思い浮かばず、茫然としていました。
そこで、このページでは、起業女性を悩ませ、とどまらせる「強み」について、見つけ方と活かし方について解説をしていきます。
もくじ
自分の強みを見つけられない理由
日本では、できないところを指摘されて、みんなと同じレベルにまで、努力させて引き上げるというスタイルの教育や指導を行ってきました。調和を大切にする国ということもあり「みんなが同じようにできる」状態を目指していたことがうかがえます。
そんな中で、他の人から見ると、かなり秀でた才能(=強み)の部分は、「出る杭は打たれる」という言葉があるように、つぶされてきたのです。その結果、せっかくの強みをコンプレックスとして、誤ってとらえてしまっている人さえもいます。
また、得意なこと(=強み)は、努力しなくても自然とできてしまうことです。教わらなくてもできてしまったり、すぐにコツをつかめたりして、他の人が苦労していることでも、難なくクリアできてしまいます。このような人は、自分の中では、できて当たり前なので、強みとして意識されづらく、これが自分にとっての強みだと気づけないのです。
そして、子供のころから時間を忘れて取り組んでいたことの中にも強みがあります。時間を忘れて、夢中になって、取り組めるということは、強みなのです。ただ、夢中になりすぎて怒られたり、止められたりした場合、「やってはいけないことなんだ」と勘違いをしている可能性があります。
子供のころは、利益や労力と言った概念がありません。儲からなくてもやりたいことを自分の心に従ってやっているのです。つまり、夢中になれることを子供っぽい、わがままだなどと捉えていた場合、強みだとは気づけません。
このように、強みとは身につけるものではなく、もうすで持っていて、人生の中のところどころに出ている才能なのです。
自分の強みを見つける方法
まず、一番簡単な自分の強みを見つける方法は、身近な人に聞くことです。自分のことは、良く知っているようで、案外わかりません。さきほど、強みを見つけられない理由で挙げたように、強みは自然にできてしまうことだからです。
頼みたいことはなに?
親や兄弟、友人知人に「私の強みってなんだと思う?」と聞いてみてください。もし「強み」という言い方二よって、理解されづらいと感じた場合は、「私に頼みたいなと思うことはなに?」と聞いてみると良いでしょう。
「頼みたい」と思うことは、「あの人はこれが得意(=強み)」だと認識してくれている証拠だからです。
没頭できることはなに?
時間を忘れて没頭できるものは、間違いなくあなたの強みです。
- 毎日ついやってしまうこと
- やりだすと時間を忘れて没頭してしまうこと
- 心から楽しめること
このような物事はありませんか?特に幼少期に、親に注意されてもやめられなかったことは無かったか思い出してみましょう。
注意されてもどうしてもやってしまったり、やめられなかったりする状態は、フロー状態(超集中状態)になっているとも言えます。それほどにまで、集中できることが強みでないわけがありません。
私自身のことをお話しすると、小さいころは、レゴブロックで家そのものはもちろん、間取りやレイアウトを一生懸命考えていたようです。出来上がった家で、人形を並べ、楽しそうに遊んでいたと言います。
そのことに気付いたおかげで、九星気学の学びの中で、家相風水の分野に絞って情報発信をすることにしました。すると、連日全国各地から鑑定のご依頼をいただいております。
時間とお金をかけてきたことはなに?
「没頭できること」と共通項も多いのですが、時間とお金をかけて、学んだり、調べたりしていることがあれば、それもあなたの強みです。
「強み」とは、潜在的に持っている才能のことを言います。基本的に人は、素質として持っている能力に反応することにしか、時間やお金を費やすことはありません。
また、学んだり調べたりして、ますます内容を充実させよう、パフォーマンスを向上させようとしているということになります。
ですから、今までの人生の中で、時間とお金を費やしてきたことを振り返り、自分の強みとして意識して、活用することを試みましょう。
強みの正体は才能
ここまで自分の好きなこと、没頭してしまうこと、お金や時間をかけてきたことなどを振り返って、何か思い当たることはありましたか?
強みとは、「好き」というレベルと超えて「ついついやってしまう」ようなレベルのものなのです。
- ついつい考えてしまう
- どんどんアイディアがあふれてくる
- 努力している自覚がない
- 考え出すと止まらない
- もっと学びたい、深めたいと思う
- やっている途中に話しかけられても気付かないくらい集中できる
このように、勝手に心や頭が反応し、動いてしまう部分が「才能」であり「強み」です。「才能」や「強み」は勉強して身につくものではありません。逆に、勉強しなくてもできることなのです。つまり、強みは「生まれ持った力」とも言えます。
ただ、生まれ持った才能である強みは、そのまま放っておけば良いものではありません。意識を向けることで、どんどん開花するのです。そしてさらに、経験とスキルを重ねることで、どんどん磨くことができます。
あなたの「強み」はどのような分野で、どんな部分でしょうか。
「弱み」は努力をしても普通レベル程度にしかなりません。しかし、「強み」は意識するとカリスマレベルになります。そして、強みが圧倒的な成果につながるのです。
仕事を進めていくうえで、「強み」が明確になり、自分の思いとしっかり一致すると、充実感に満たされながら、ビジネスの成長が加速していくでしょう。
生年月日から強みを発掘
あなたの「強み」を明確にするために、周囲の人に聞いたり、自分の幼少期を思い出してみたりしても、どうしても「ビジネスの成果につながるほどの自分の強みを見つけられない」という方がよくいらっしゃいます。
そのような方は、九星気学を用いて自分の強みを見つけ出しましょう。
九星気学は、帝王学をベースにした学問です。帝王学とは、あり方の学問として、中国の皇帝など国のトップに建つ人たちが学んだ学問と言われています。
国を動かすリーダーたちが、なぜ九星気学を学んだのでしょうか。
それは、自分だけでなく、部下の強みを活かすためです。九星気学を用いると、生年月日からその人物の個性や考え方、強みなどが分かります。そのため、効率よく自分にとって必要な人材を確保できたのです。
強みの明確化
九星気学では、生年月日からその人の強みが分かります。しかし、ひとことで「強みが分かる」と言っても、本命(ほんめい)、月命(げつめい)、同会(どうかい)、傾斜(けいしゃ)、最大吉方(さいだいきっぽう)の5種類が割り出されるため、ある程度知識が無いと分析はできません。また、パターンは、81通りにも及ぶため、このページですべてを解説することはできないことをご了承ください。
割り出される5種類の要素は下記のとおりです。
- 本命…自分の基本的特徴と性質
- 月命…本命を構成する一部(特に身体)
- 同会…人生と事業の拡大・置かれた環境
- 傾斜…潜在能力と人生と思考の傾向
- 最大吉方…人生を良くする最短ルート
これらの組み合わせを分析して、強みを明確にしていきます。いままで、ぼんやりとしか浮かんでこなかったものが、九星気学を活用することで、ハッキリと分かるのです。
ビジネスへの活用
上記の5種類の特徴のうち、ビジネスにおいて、重要視すべき部分は「同会」です。
同会は、自分の置かれている環境(ステージ、舞台)、周りにどのような印象を与えているか、周囲から何を期待されているか、事業拡大のキーパーソン、ターゲットの性別と年齢層、当たる分野などが分かります。
この「同会」をしっかりと抑えることで、事業が拡大し、収入も大きく増やすことができるのです。
例えば、同会が一白水星(いっぱくすいせい)の場合、一白水星は人間関係、悩み、苦労、困窮などの分野を担当する星です。同会が一白水星の人の周囲には、悩んだり苦労したりしている人が集まりやすいと言えます。
ですから、そのような人たちの話を聞き、問題解決へと導くカウンセラーになると、周囲の期待に応えることができ、ビジネスとして成功します。
まとめ
自分の強みの見つけ方について、いくつかの方法をお伝えしました。
まずは、自分で考えるだけではなく、周囲の方の声を聴いてみましょう。自分にとっては、当たり前すぎて
見えなくなってることも、家族や仲間など、周囲の人は冷静に見てくれているものです。
「私にどんなことを頼みたい?」「何が得意だと思う?」「どんな時にイキイキして見える?」このような軽い雰囲気で、なるべくたくさんの人に聞くと、より方向性が定まるでしょう。
ただ、そのように聞ける相手がいないという場合は、九星気学を用いて客観的に分析する方法がおすすめです。
なんとなく思っていることが、明確にされるため、とても分かりやすく、方向性の決定や現状の確認、修正などが簡単にできます。周囲の人から言われることとリンクさせると、ますます深まり、確信となることでしょう。
自分のことは、自分が一番わかっているようで、案外分からないものです。客観的視点を入れると、強みの発掘だけでなく、自分自身を見つめなおすことにもなりので、これからビジネスを展開させていくうえでおススメです。