「起業する」となると、いままでの雇われて時間を切り売りする時給基準の意識や考え方を大きく変えなくてはいけません。
以前、起業したての方から、「やることはたくさんあるし、考えごとは増えるし、ずっと仕事のことを考えなくてはならないし、時給で考えると世間でいう最低賃金にも満たない」と愚痴をこぼされたことがありました。

組織で働く場合もいろいろとあるとは思いますが、「何時から何時まで会社で仕事をする」「帰宅後は自分の時間」「仕事とプライベートは別」「休みの日には仕事をしない」など、職場の外へ出ると、気持ちを切り替えることができます。

しかし、起業後はつねに自分の仕事へのアンテナを張る生活になるのです。そのため、時給で物事を考えていては、やっていけません。

起業したら、生活スタイル、思考、行動、付き合う人など、いろいろな物事が変わります。寝ても覚めても、仕事のことを考え、アイディアを形にするために試行錯誤し、必要なことを学び、投資していく生活になるのです。

このようなライフスタイルの変化に伴って、人間関係が変化していきます。

とくに、身近な人との関係性には、誰しも課題となる部分が出てくるものです。このページでは、起業後の人間関係の変化についてフォーカスしたいと思います。

起業後のライフスタイル

起業すると、ライフスタイルが大きく変化します。

寝食を忘れて仕事に没頭する場合もあるでしょう。また、常にいろいろなアイディアを画策したり、必要なことの学びを深めたり、今後の自分に投資する生活になります。

つまり、今までとは、思考の変化に伴い使う言葉が変わり、時間の使い方、お金の使い方、付き合う人も変わっていくものです。

今までの時給や日給とは違い、自分が活動し形にして、市場に何かを出さないことには、一銭もお金をいただくことができません。何の保証もない状態になるのです。

そのため、自分の中にあるアイディア、技術、気づき、思いを形にして、いかにお客様に喜んでいただき、価値を感じてもらうかを常に考えることになります。

起業後の家族関係

家族からの心配

ここまで述べてきたように、起業すると、ライフスタイルなどたくさんの物事が変わります。

  • いつもやっていた家事がおろそかになる
  • スマホやパソコンを見る時間が長くなる
  • 起業や自己啓発のセミナーに出かけるようになる
  • 家を空けることが増える
  • 話す内容が変わる
  • 見た目にお金をかけるようになる

そうすると、まず、家族が心配し始めるのです。

主婦起業の場合、家族の生活の足しになれば良いと考えて、趣味や特技を活かして起業しようと決意する人が少なくありません。家族のためにと思って始めたことなのに、家事や育児に充てていた時間を自分のアイディアや思いを形にするために費やすことになります。

家事が手抜きになったり、子供としっかりと向き合う時間が取れなかったり、うまく時間配分ができなくなることがあるものです。自分の中で、仕事と家庭のペース配分がつかめるまでは、頭の中がやらなくてはならないこととやりたいことでいっぱいになってしまうことでしょう。

そうなると、これまでのあなたをよく知ってくれている家族が、あなたのことを心配して、反対意見を言ったり、止めたりしてくるのです。あなたは、応援してくれたり、支えてくれたりすることを期待しているかもしれません。しかし、多くの場合、はじめは理解を示してくれていたとしても、協力的にはならず、反対されたり、止められたりするようになります。

反対される理由

家族は、これまで知っているあなたが変わって行くことが、なんだか不安で、心配になります。そして、「大丈夫?」「無理しているんじゃない?」「売上が上がらないなら、早くやめれば?」などと言うようになります。

起業後に反対されたり、止められたりする理由は、家族からみると、あなたが突然違う人になってしまったように感じてしまうからです。

なんだか分からないことに一生懸命、家のことをおろそかにしてまでも取り組んでいるのに、売上が上がってないとなると、いままでの状態に戻ってほしいと感じるのは自然なことではないでしょうか。

反対は愛情の証

女性の起業は、なかなか大変なことです。

家事や育児や介護もある中で、さらに起業するとなると、いろいろな部分にしわ寄せがいってしまうことになります。それが分かっている家族だからこそ、反対をすることで、あなたの負担を軽くしてあげたいと思うものなのです。

家族からの反対は、あなたのことを思う家族からの愛情であり、やさしさでもあります。

しかし、あなたはもう起業すると決意をして行動を始めているわけですから、チャレンジし続け無くてはいけません。「変わらないでいてほしいと願う家族」と「変わりたい自分」を和解させて、行動していく必要があるのです。

コミュニケーションを取り協力を得る

起業して、自分を成長させるとともに、今までと違う世界へと飛び立つと決めていても、家族の愛情が、時としてチャレンジする自分を阻むことがあります。

起業当初の私自身もかなり大変でした。「いつまでそんなことをやっているのか」「パートに出たほうが良いんじゃないか」「手出しの方が多いんじゃないか」軌道に乗るまでは、そんなことを言われていたのです。

しかし、軌道に乗ると全くそんなことは言われなくなります。逆に、協力的になり、仕事に集中する時間を与えてくれたり、環境を整えてくれたりするようになりました。起業当初から考えると、今の状況はとても恵まれていると言えます。

この状態に至るまでには、意識的にコミュニケーションを多く取りました。

  • いま何をやっているのか
  • 何のためにやっているのか
  • いつまでにどうしようと思っているのか
  • この先どうなりたいのか
  • 家族のことをどう考えているのか

家族から、反対されたり、批判的な言葉をかけられたりするときは、コミュニケーション不足が原因です。少しでも、家族の不安な気持ちを和らげるようにしっかりと話をする機会を設けましょう。家族に「何やってるんだろう?」と不安を感じさせないように、現状を伝えるようにしてください。

そして、おろそかになる部分は、すべて自分一人でやろうとせず、手を貸してもらえるようにお願いしましょう。全部背負うことは、自分の首を絞めるようなものです。

人は、頼られることで存在価値を見出す性質があります。しっかりと気持ちを共有することができると、頼られることを喜びと感じられるのです。

家族からの応援と理解が売り上げにつながる

もし今、あなたが家族から応援されてなかったり、理解されていないかったりするとしたら、心を開いて話をしてみてはいかがでしょうか。

きっと、心の渇きが潤いを取り戻すと思います。心が乾いている状態で、頑張っていると、何かをしたときに見返りを求めてしまうものです。これだけやってあげたのだから、何か返してくれて当然と考えてしまいます。そこで、思ったような反応が無いと、イライラしたり、落ち込んだりしてしまうのです。

たくさんの起業女性に接してみると、女性は感性が鋭いため、感情で物事を判断する傾向があるといえます。心が乾いていて、イライラしがちな思考で物事を判断すると、仕事にもプライベートにも悪影響が出てしまうのです。

自分の心の中が感謝の思いや、愛情で満たされている状態で物事を判断している人は、とても安定した経営をしています。女性の起業に重要なことは、一番身近な家族に応援されることです。

家族に応援してもらえたとしたら、自分の軸が定まり、勇気もやる気も沸いてきます。

起業すると、人間関係が大きく変化するものです。誰かを応援したり、応援されたりすることもあるでしょう。そんな時、見返りを求めることなく、心から応援できるようになるためには、自分が応援されている状態であることが大切です。

まとめ

起業すると、ライフスタイル、思考、発言などが大きく変化します。起業前の状態しか知らない家族から見ると、あなたが突然違う人になってしまったように思うことでしょう。

女性が起業すると、今までの家事、育児、介護などに加えて、さらに仕事に時間を費やすことになります。時給性の仕事と違い、常に仕事のことを考えている状態を見ると、家族は心配したり、不安になったりしてしまうものです。

しっかりと家族とコミュニケーションを取って、協力と理解を得るようにしましょう。家族に応援してもらえると、心が安定し、軸が定まり、しっかりと集中して仕事に取り組むことができます。

家族に応援されない女性起業家が成功することは難しいものです。女性は感情が満たされていることが、安定経営に欠かせません。

「どのようにコミュニケーションを取っていけば良いのか」については、それぞれの生年月日から割り出す個性に合わせ見極める九星気学を用いるとよりスムーズです。

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